御祭神
明治維新以来大東亜戦争までの間、国難に殉じられた奈良県ゆかりの軍人、軍属、従軍看護婦 英霊29,245柱。満蒙開拓団青少年義勇軍殉職者、県下消防団殉職者。
◇奈良県では当初奈良市飛火野の地に祭壇を設け、明治維新以来の国家民族のため戦没された英霊を招魂して慰霊祭を斉行していたが、昭和14年6月月県下ゆかりの英霊の鎮魂とその遺勳を後世に伝えるため、護国神社建設奉賛会が組織された。
万葉の古地であり、大和盆地が一望されるこの景勝地(一万五千坪)に、昭和十七年九月、全県民挙げての奉仕により荘厳なる社殿が完成した。同年十月十三日奈良県護国神社と称せられ、同年二十二日鎮座祭を斉行、三千柱の御祭神が祭祀された。
その頃より大東亜の戦局は一段と苛烈なものとなり戦没者は日を追って増加、合祀祭神は年毎に増えていった。
その戦没地は厳寒の大陸そして灼熱の南の島と全戦線にわたっている。
奈良県護国神社では、これらの戦没英霊の「みたま」安かれと、日々祭祀を厳修し、御神徳発揚に努めている。
◇昭和52年に奈良県外の多くの方々の協力ににより建立された、奈良県出身全戦没者の慰霊塔です。(写真右)
◇奈良県出身の大東亜戦争での戦没者の内約3,000名の方々がビルマ戦線で戦死されました。
この慰霊碑はそのビルマ(現在のミャンマー)のお寺「パゴダ」の形に模して戦友会の皆様によって建立されました。
◇満蒙開拓団青少年義勇軍殉職者慰霊碑(写真 上 )
◇県下消防団殉職者慰霊碑(写真 右 )
郷土出身三万柱の御祭神を祀る奈良県護国神社の境内は「高円(たかまど)の杜(もり)」と称されております。この杜には御神慮をお慰めするため、約1,000種、10,000本の椿が植樹されておりますが、3月頃より見頃となります。
また、例年この時季高円の杜に春を告げる神事として椿まつりを執り行っています。是非、御参拝方々春の一日を ”椿 ”でお楽しみください。
昨年11月ごろから早咲きの椿が咲きはじめております。高円の杜の椿は多くの園芸品種が植栽されており、長い期間いろいろな品種が楽します。3月末には境内の桜と共演します。
場所 奈良市古市町1984番地
TEL 0742-61-2468
FAX 0742-62-3559
アクセス
JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス
藤原台・山村町・鹿野園・佐保短大行き 約15分
「護国神社」下車すぐ
駐車場(無料)あり