下山八坂神社の当家祭について
奈良市の南部、現在は奈良市山町となっている旧帯解町大字山(通称)下山に鎮座する八坂神社は素戔嗚尊(すさのおのみこと)をご祭神としています。
当家祭の始まりがいつの頃か記録がありませんが、現在も47軒ある宮座の男児が10歳になった年に、当家宅の門口に分霊(御旅所)をお祭りして、祭事当日その分霊と共に八坂神社渡御行列が行われます。
当家児は浄衣に紅白の冠姿で、宮司を先頭に分霊と共に浄衣姿の六人衆が続き、お供えする御供(ごく)を入れた饗(きょう)を担ぐ六人の着物姿の未婚の女性が華を添え、氏子総代、親族、さらに子供みこしのお囃子もにぎやかに、八坂神社まで渡御行列します。
饗(きょう)には、五色御幣を立てた二重の鏡餅、キヨこうじ、担い餅と梨、柿、茄子、カヤ、ナツメ、栗を入れ、箸を添えます。
この饗はご祭神と五社の末社にお供えするために6組必要なのです。
宮司に代わって日常の神事を守っている六人衆という6の数字にも意味があるのです。
なお、当家祭の前々日の早朝に、隣町の天理市森本町にある菩提仙川へ、当家児とその親、六人衆が禊(みそぎ)に行きます。この川は平安時代に伊勢神宮の斎王が、任を解かれて京へと帰られる途中、ここで斎王がみそぎをされた清浄な川だと考えられます。
※稚児行列のお稚児さんを募集しています。
詳細は 090-6909-8877 圓満寺まで
圓満寺の晋山式について
最近は全国各地で無住寺が増え、ご先祖の供養にも苦労されている地域が多いようです。御多分に漏れず当圓満寺も、前住職が逝去されてすでに15年以上たち、その間近隣のご寺院にお願いして何とかしのいできたところ、このたび幸いなことに当圓満寺にご住職をお迎えすることができ信徒一同大変喜んでいます。今般の圓満寺晋山式は46年ぶりに挙行されるものです。
晋山式とは
「晋山」の晋という字は、進むという意味があって「晋山」とは山に進むという意味があります。なぜ山という字が使われるかと言うと、多くのお寺には山号(さんごう)というものがつけられており、〇〇山△△寺というように呼ばれるのが一般的だからです。
つまり、晋山式は新たに住職となる者が初めてお寺に入る儀式をいい、その継承をご本尊様に報告する法要を営みます。基本的に晋山式とは、新住職が檀家の皆様の懇情と信託を受け、よその土地からお寺に入るという形式の式典で、お稚児さん、檀家総代、近隣のご寺院、新住職の行列などが、その地域を行進するのは、その地域の皆様に祝福でもって迎えられたことを表します。
平成28年7月 高樋町春日神社遷座祭が行われました。
◎7月23日ごろは、山の辺の道「奈良道」の沿道の、各地で地蔵まつりが行われています。
7月20日は、古市町(南)念仏寺で「くつはき地蔵尊」まつりが、、また各町内で、「地蔵さん」が祀られています。
23日24日は帯解寺で「地蔵祭り」が開催され、賑わいをみせています、
帯解寺の地蔵祭りは、帯解寺のホームページ をご覧ください。
沿道の町々では、秋まつりがおこなわれます。
◎白毫寺町の宅春日神社では10月12日秋まつりの行事の一つとして「こども神輿」の運行され、氏子の子供による浦安
の舞が奉納されます。
また、毎日曜日には「朝市」も開催されています、新鮮な秋野菜をお買い求めください。
◎古市町の御前原石立命神社でも10月11日宵宮、12日本宮で「太鼓台」(神輿)が運行されます。
ほかの、町々でも神輿が運行され、色づいた稲穂を背景に太鼓の音や掛け声が響いてきます。